設立趣意書

美しい建築に出会うと、人々は感動します。個性的な建築を前にすると、誰もがわくわくします。卓越した機能性を兼ね備えた建築は、人生を豊かなものにします。

私は、半世紀近く、不動産業界に身を投じ、100棟以上のオフィスビルの開発に携わって参りました。そして、いつの間にか、建築の世界が持つ魅力にとりつかれてしまいました。

建築物は、個人が所有するものであっても、社会の共通財産としての性格を有するものですから、視覚的な美しさ、周囲の環境との調和性、優れた機能性、そして強固な安全性が要求されます。真に優れている建築物は、才能、熱意、豊かな心を持ち、常に向上心を失わない建築専門家の手によってのみ実現できるものです。

私は、このような基本的視点に立ち、優れた建築専門家の育成を通じて、豊かな社会の実現に少しでも貢献したいと考えるようになりました。

現代社会は、高度化そして複雑化し、人々の様々な利害が先鋭に対立します。

私は、長年の会社経営において、否応なく様々な法律問題に巻き込まれてきました。その過程において、素朴な正義感を持ち、優れたバランス感覚を持った法律家の存在が社会正義の実現には不可欠であるとの思いを強く抱くようになりました。

そこで、私は、高い志を持つ司法試験合格者がさらなる飛躍を目指し、充実した司法修習を行えるよう、現在では無給となった司法修習期間中に経済的支援を行いたいとの考えを持つに至りました。

これにより、将来、自身の素朴な正義感と信念にしたがって思う存分活躍する法曹が公正かつ自由な社会の実現に寄与してくれるものと思います。

このような理由から、このたび、優れた建築専門家を目指して努力している建築専攻の大学院生や社会正義の実現に寄与する法律家を志す司法修習生等に対する経済的支援の提供を目的として、一般財団法人佐々木泰樹育英会の設立を決意しました。

本財団の事業を通じて、真の意味で豊かな社会の実現にいささかでも貢献できればと切望しております。

何卒、この趣旨に関係各位のご理解とご賛同を賜りたくお願い申し上げます。

平成28年4月1日

一般財団法人佐々木泰樹育英会設立者  佐々木泰樹

設立者略歴

佐々木 泰樹

現在、オフィスビルの開発、建築設計及び不動産特定共同事業を専門とするトゥループロパティマネジメント株式会社の代表取締役及びオフィスビルのサブリース、プロパティマネジメント等を専門とするサブリース株式会社の代表取締役を務める。

1946年
岩手県宮古市にて出生
1972年
ビルディング不動産株式会社設立
1992年
サブリース株式会社設立
2000年
エスピーシー証券株式会社設立
2004年
トゥループロパティマネジメント株式会社設立

著書

2010年
空室を抱える中小オフィスビルオーナーのための「満室ビル経営」(幻冬舎)
2015年
「アフォリズム 仕事」(トゥループロパティマネジメント株式会社)